エラー画面を打ち直していませんか。Win+Shift+Sで撮って、そのままAIに聞く

Win+Shift+Sの画像 パソコン

画面に見慣れないダイアログが出て、英数字の並んだコードが表示されている。閉じても、また出る。

とりあえず内容を把握しようとして、コードを目で追う。0x80040900 のような16進数を、一文字ずつ確認しながら検索窓に打つ。打ち間違えて、画面に戻ってもう一度見る。

地方の中小企業で社内SEをしています、さかもとです。この打ち直しに、私はずいぶん時間を使っていました。

エラーコードを打ち直している時間が、いちばん長い

エラーが出たときにかかっている時間を分けてみると、原因を調べている時間より、画面の文字を手元に移している時間のほうが長いことがあります。

コードは覚えられる長さではありません。画面とキーボードを何度も往復して、そのあいだに「そもそも何をしようとしていたか」のほうを忘れます。

ここを飛ばせます。読まなければいいだけでした。

40代がスクショを撮るのは、たいてい自分のためではない

窓際の明るいデスクに置かれた、画面が消えたノートパソコンとマグカップ

若手がスクショを撮るのは、自分で調べて自分で片づけるためです。撮った画像は自分しか見ません。

40代になると、撮る目的が変わります。情シスに送る。部下に手順を渡す。取引先に「いまこの画面が出ています」と示す。撮った画像を、必ず誰かが見ます。

この違いは操作に効いてきます。自分用なら画面全体で構いません。誰かに渡すなら、全画面のスクショは相手にとって読みにくいだけです。

だから「必要な部分だけ切り取れる」という機能は、40代にとっては便利機能ではなく前提です。

Win + Shift + S で、必要なところだけ囲む

キーは3つです。WindowsShiftS を同時に押します。

✓ 押したあとにやること

  1. 画面が暗くなったら、切り取りたいところをドラッグで囲む
  2. 離した時点で、画像はクリップボードに入っている
  3. 貼りたい場所で Ctrl + V

保存もペイントも要りません。

押すと画面がすっと暗くなり、マウスの形が十字に変わります。あとは、切り取りたいところをドラッグで囲むだけです。

囲んだ瞬間、画像はクリップボードに入っています。保存もしませんし、ペイントも開きません。

切り取りの方法は上部のバーで4種類から選べますが、実務で使うのは四角形だけでした。残り3つは、必要になったときに触れば足ります。

指がつりそう、と最初は思います。3日ほど使うと、押していることを意識しなくなります。

撮った画像は、AIの入力欄にそのまま貼れる

ここからが本題です。

撮った直後、ChatGPTでもGeminiでも、入力欄で Ctrl + V を押すと画像がそのまま入ります。文字は1つも打っていません。

聞き方は、2行だけ

画像を貼ってから、こう書きます。

このエラーが出ました。原因と、次にやることを教えてください。
専門用語は使わないで、3つまでにしてください。

効いているのは後ろの1行です。「3つまで」と区切らないと、考えられる原因が10個並びます。全部読む気にならず、結局そのまま閉じることになります。

区切ると、上から順に試せる形で返ってきます。**専門用語なしで、3つまで。**この2つを添えるかどうかだけで、返ってくるものが変わります。

指示の出し方をもう少し体系立てて知りたい場合は、AIへの指示の型「役割・背景・形・制約」にまとめています。

エラー以外にも効くもの

同じやり方が使えるのは、エラー画面だけではありません。

  • 英語のまま出てくる設定画面
  • 意味の分からない警告メッセージ
  • 前任者が作った、凡例のないグラフ

共通しているのは、読めないうえに、打ち直せないことです。手で入力し直せない相手には、画像を渡すほうが速く終わります。

なお、撮った画像を何度も使い回したいときは、クリップボードの履歴(Windows + V)から呼び出せます。この機能自体はWindows 11で毎日使うショートカットのほうに書きました。

情シスに届くスクショは、聞き返しから始まる

明るいオフィスの机に並んだ、電源の入っていない2台のモニターとキーボード

送られてきたスクショを見る側にいると、聞き返す回数がかなり多いことに気づきます。

足りないのは、たいてい「画面のどこか」

エラーの文言だけが大きく切り取られていて、それがどのアプリのどの画面なのかが分からない、という形がいちばん多いです。

送る側は、自分がどこにいるか分かっているので気になりません。受け取る側には、そこが最初に必要な情報です。

ウィンドウのタイトルバーを1行入れて囲む。それだけで、聞き返しが1往復減ります。

実際に多いのは、業務システムの赤いエラー表示だけが切り取られて届く形です。社内には画面の作りが似たシステムがいくつもあるので、あの赤い帯だけでは、どれの話なのかが分かりません。ウィンドウの上端が1行入っていれば、聞き返さずに済んだ場面です。

逆に、写りすぎているもの

⚠ AIに貼る前に、画面から消しておくもの

  • 画面の端に出ている通知
  • 開いたままの別のタブ(取引先名・案件名が入っていることがある)
  • 宛先欄や送信者欄に残っている人の名前

必要なところだけ囲めば、この3つはほとんど写りません。

必要な部分だけを囲む理由は、読みやすさだけではありません。

画面全体を撮ると、タスクバーの通知、開いたままの別のタブ、他の人の名前が一緒に入ります。社内の相手に送るぶんには気づかれずに済むこともありますが、AIに貼るときは話が変わります。

自分の作業で使う範囲なら気軽に始めて構いません。会社の資料や取引先の情報が写り込む段階では、一度止まってください。線引きはシャドーAIとは?会社にルールがないまま生成AIを使う怖さに分けて書いています。

必要なところだけ囲めば、写るものは自然に減ります。

「それ、コピーすればよくないですか」

もっともな話です。文字が選択できるなら、コピーして貼ったほうが速いはずです。

ただ、エラーダイアログは選択できるものとできないものが混ざっています。行ごと反転するのに Ctrl + C が効かない画面もあれば、普通にコピーできる画面もあります。私も毎回試してはいません。

試して、駄目で、結局撮り直す。この往復を何度かやってから、最初から撮るようになりました。

コピーできる画面なら、コピーしたほうが速いと思います。ここは好みの範囲だと思っています。

明日、読めない画面が出たら

やることは変わりません。読むのをやめて、撮って渡す。

  1. Windows + Shift + S で、読めない部分だけを囲む
  2. AIの入力欄に Ctrl + V で貼る
  3. 「原因と、次にやることを。専門用語なしで、3つまで」と書く

打ち直しに使っていた時間が、そのまま消えます。

まだAIを触っていない場合は、どれを開けばいいかから40代の無料AIツール、結局どれから始める?にまとめました。

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